農業から環境を考える
おはようございます。いとうです。
タイトルが嫌にまじめ。こんなタイトルでブログを覗いてくれる人がいるのだろうか。。
でも大切なことなので。
このところ、新聞などのメディアでよく取り上げられている「マイクロプラスチック」。
小さな小さなプラスチックの破片が、環境を汚していますよというものです。
今話題になっているのは海に漂うマイクロプラスチック。
プラスチックは溶けてなくなることはありません。
紫外線にさらされボロボロになり小さく砕けた破片が波にさらわれ海に漂う。
このプラスチックをエサと勘違いした魚が食べ、プラスチックから溶けだしたとみられる有害物質が検出されているという報告もあるようです。
他の産業と比べることはできませんが、農業ではかなり多くの場面でプラスチック製品を使用します。
畑での露地栽培でいえば、地温を上げたりキープしたりするために土を覆うマルチシートやトンネル支柱、種袋や肥料袋もそうです。
ハウス栽培では、ハウスそのものがビニールの場合もありますし、育苗ポットやそれをまとめるトレーなど、ありとあらゆるものがプラスチック製品です。
軽くて利便性もありますが、やはり日光の当たるところでの使用ですので長年使っていると組織が壊れて手に取るだけでパキっと崩れてしまうようになります。
こうした農業資材に関しては、産業廃棄物という扱いになり処分に費用が掛かります。
家庭で出たごみも、有料ごみ袋を購入した上で廃棄するので処分費がかかっていることに変わりはありませんが、農業資材に関しては家庭菜園から少し枠を出ると出る量がとにかく多いですので適正な処分をされず空いたスペースに放置されている場合がかなり多いんじゃないかと思っています。(かくいうわが農園もそうです…)
お恥ずかしい話ですが、過去数十年にわたり使用してきた温室周辺のすべての不要プラ製品を処分しようと思うと、とてもじゃないですが資金面で厳しい部分があります。
ですが、これから増える分に関してはコントロールが可能です。
ヤギとき菜園では、除草の手間を省くため、そしてより多くの野菜を収穫できるようにするため、マルチシートを使用しています。
通常半期に一度張り替えていますが、現在仕入れている資材がなくなり次第使用を終了しようと思います。
いまある分に関しては、使っても使わなくても結局ごみになってしまうので、活用して適正な方法で処分をいたします。
また、トマトやナスの誘引に使う紐も、ビニール紐を使用していましたが麻紐に変更しようと思います。
小さなことですが、できることからコツコツと。
その他のプラの処分についても、少しずつ進めていきます。
今日のブログやヤギときの活動が、毎日のように何かしら出るごみのことを少し考えるきっかけになればいいなと思います。
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